2.14 1 変数関数の合成関数の微分
定理 2.62 (合成関数の微分) 関数 , の合成関数 は についての 1 変数関数であり,この合成関数の導関数は
となる.または,代入も含めて正確に書くと
となる.
(証明) 関数 , を微分可能とすると
であり,
☆ ○ ★ ●
と表される.このとき,
となる. ここで の極限をとると(●)が成り立つ. このとき, , より, (★)は となる. のとき(○)が成り立つ. よって,(○), (●)より,
を得る.
Kondo Koichi
平成18年1月18日