5.13 相似変換
定理 5.33 (相似変換) 行列 と行列 との固有値は等しい. ただし はある正則行列とする.
(証明)
となるので と の固有値は等しい.
定義 5.34 (相似) 正方行列 , に対して をみたすある正則行列 が存在するとき, と とは相似(similar)または 同値(equivalent)であるという.
定義 5.35 (相似変換) 正方行列 がある正則行列 を用いて, 正方行列
へ変換されるとき, この変換 を 相似変換(similarity transformation)または 同値変換(equivalent transformation)という.
Kondo Koichi
平成18年1月17日