4.4 行列式の定義
定義 4.38 (行列式) 次正方行列 に対して
(692)
を の行列式(determinant)という. の行列式はまた
(693)
と書き表す.
例 4.39 (行列式の具体例) のとき,
(694)
より,行列式は
(695)
のとき,
(696)
より, 行列式は
(697) (698) (699)
のとき,
(700)
より,行列式は
(701) (702)
問 4.40 (行列式の具体例) 次の行列式を定義に従い書き下せ.
注意 4.41 (サルスの方法) 次の行列式まではサルスの方法により 符合が簡単に定まる. 右斜め下向きの組合わせでは正をとり, 左斜め下向きの組合わせでは負となる. 次以上の行列式ではこのルールは適用できない.
(703) (704) (705)
Kondo Koichi
平成17年9月15日