3.14 逆双曲線関数の微分
定理 3.30 (逆双曲線関数の微分)
(309) (310) (311)
問 3.31 これを示せ.
とおく.このとき逆関数とその微分は
(312)
である.ここで を の関数で表わす. より
(313)
である. であり となることに考慮すると, 複合は正のみが採用される. よって となる. 以上より
(314)
を得る.次に とおく. このとき逆関数とその微分は
(315)
となる.ここで を の関数で表わす. より
(316)
である. のとき であるから 複合は正を採用する.よって となる. 以上より
(317)
を得る.最後に とおく.この逆関数とその微分は
(318) (319)
となる.よって
(320)
を得る.
Kondo Koichi
平成17年8月31日