3.2 導関数
定義 3.6 (導関数) 関数 が連続関数であり, 定義域内の任意の点において微分可能であるとする. このとき関数
(199)
が存在する. を の 導関数(derived function, derivative)と呼ぶ. 導関数はまた
(200)
という表記も用いる.
例 3.7 (導関数の計算例) 関数 の導関数を求める. まず
(201)
とおく. を計算すると
(202)
を得る. これより
(203)
となる. 極限 は の任意の点において有限確定である. よって導関数 が存在し が求まる.
Kondo Koichi
平成17年8月31日