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巾級数
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(541) |
を考える.
関数 が与えられたとし,
テイラー級数の係数 を導出する.
が に十分近いとき は
次数 が大きいほど小さくなる.
つまり小さい次数の項が主要な項となる.
よって小さい次数の係数より順に値を定めて行く.
まず巾級数
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(542) |
に を代入する.すると
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(543) |
となる.よって係数を
と定める.
巾級数は
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(544) |
となる.
両辺を微分すると
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(545) |
を得る.ここに を代入すると
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(546) |
となるので係数を
と定める.
このとき巾級数とその導関数は
となる.
これで 次の項までの係数が定まった.
の最初の二つの項までをみると
における接線の方程式となっている.
次に 階, 階の導関数と求めて行くと
となる. を代入すると
となるので係数が
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(557) |
と定まる.
同様な操作を繰り返せば
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(558) |
を得る.
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Kondo Koichi
Created at 2004/08/14