1.15 内積の幾何学的イメージ

注意 1.81 (ベクトルの内積の図説)   ベクトル $ \vec{a}$$ \vec{b}$ の成す角を $ \theta$ とするとき

$\displaystyle \vec{a}\cdot\vec{b}= \Vert\vec{a}\Vert\Vert\vec{b}\Vert\cos\theta= (\Vert\vec{a}\Vert\cos\theta)(\Vert\vec{b}\Vert)$ (98)

が成り立つ. すなわち,辺の長さが $ \Vert\vec{a}\Vert\cos\theta$ $ \Vert\vec{b}\Vert$ の長方形の面積を表す. 角度 $ \theta$ の値により面積は変化する. $ \vec{a}$$ \vec{b}$ とが 同じ向きのとき,すなわち $ \theta=0$ のときは, 面積は最大値をとり $ \vec{a}\cdot\vec{b}=\Vert\vec{a}\Vert\Vert\vec{b}\Vert$ で与えられる. $ \vec{a}$$ \vec{b}$ とが直交し $ \theta=\pi/2$ のときは, 面積は最小値をとり $ \vec{a}\cdot\vec{b}=0$ で与えられる.




平成20年2月2日