3.9 極座標への置換積分
例 3.46 (多重積分の変数変換) 多重積分
を求める. 積分変数を
とおく. このとき極座標への座標変換のヤコビアンは
であり,領域 を で表すと,
となる. これらより,
を得る.
注意 3.47 (極座標の面素) 直交座標 から極座標 への変換で, 面素は と変換される. 座標では辺の長さが と の長方形の面積であり, 座標では辺の長さが と (半径 ,角 の円弧の長さ)の 長方形の面積となる.
問 3.48 (多重積分の変数変換) 領域 を に関して単純な領域とみなし, 多重積分を
により求めよ.
(a) 領域 (b) 座標 (c) 領域
(d) 座標での (e) 座標での
Kondo Koichi
平成18年1月18日