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10 近似関数の誤差の評価
関数 の 次近似式 の誤差 を考える. テイラー展開
(720)
より
(721)
が成り立つ. 誤差(error)を
(722)
と定義すると, 上の式より誤差は
(723)
と表される.
例 5.41 (誤差の評価の具体例) を多項式で近似する. まわりでテイラー展開して近似式を計算すると
0 次近似: (724) 次近似: (725) 次近似: (726) 次近似: (727)
を得る. 誤差 は
(728) (729) (730) (731)
である. ここで を用いた.いま のときの誤差を考える. このとき誤差は
有効桁数: 桁程度 (732) 有効桁数: 桁程度 (733) 有効桁数: 桁程度 (734) 有効桁数: 桁程度 (735)
となる.近似の次数が大きいほど誤差は小さい. 次に誤差 が 以下となるような の範囲を求める. 上の誤差の評価式より
(736) (737) (738) (739)
となる. 近似の次数が上がるほど の範囲が広がっている.
問 5.42 参考書(p.69)問題 3-6 1.
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Created at 2004/08/14