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12 高階導関数
定義 3.32 (高階導関数) 関数 が微分可能のとき, の導関数
(313)
を2 階導関数(second order derivative)という. このとき は 2 回微分可能(two times differentiable)と呼ぶ. 同様に を 回繰り返し微分した関数を 階導関数(-th order derivative)といい, と書き表わす. 関数 は
(314)
と再帰的に定義する. ただし とする. が存在するとき は 回微分可能( times differentiable)という.
例 3.33 (高階導関数の計算例) の高階導関数を求める. が自然数ではないとき,
(315) (316) (317) (318) (319)
を得る. が自然数 のとき,
(320) (321) (322) (323) (324) (325) (326) (327)
を得る.
例 3.34 (高階導関数の計算例) の高階導関数を求める. 合成関数の微分を繰り返して
(328) (329) (330) (331) (332)
を得る.
例 3.35 (高階導関数の計算例)
(333) (334) (335) (336) (337) (338) (339) (340)
問 3.36 (高階導関数の例) , , の を求めよ.
例 3.37 (高階導関数の計算例)
(341) (342) (343) (344) (345) (346) (347)
ただし
(348) (349) (350)
と定義する.
問 3.38 参考書(p.52)問題 3-3.
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Created at 2004/08/14