Next: 3 微分法 Up: 2 関数 Previous: 15 連続と不連続   Contents
16 連続関数
定義 2.68 (連続関数) 関数 が定義内の任意の点において連続であるとき, は連続関数(continuous function)であるという.
例 2.69 (連続関数の具体例) 次の関数は連続関数である.
(307) (308) (309) (310) (311)
定義 2.70 (閉区間における連続関数) 関数 の定義域が閉区間 のとき, その端点では条件
(312)
を満たすとき連続であるとする.
例 2.71 (閉区間における連続関数の具体例) は連続関数である. なぜなら
(313)
が成立するからである.
定理 2.72 (連続関数に関する性質) 関数 と が連続関数のであるとき,関数
(314)
もすべて連続関数である. ただし の定義域は とならないものをとることにする.
例 2.73 (連続関数に関する性質の具体例) 巾関数 は連続関数である. よって巾関数の線形結合である多項式 も 連続関数である.
例 2.74 (連続関数に関する性質の具体例) 多項式 と は連続関数である. よってそれらの商である有理関数
(315)
も連続関数である.
例 2.75 (連続関数に関する性質の具体例) と は連続関数である. よってそれらの合成関数である も連続関数である.
問 2.76 (連続関数の定義域) 次の関数が連続となる の範囲を定めよ.
(316) (317) (318)
Next: 3 微分法 Up: 2 関数 Previous: 15 連続と不連続   ContentsKondo Koichi
Created at 2003/08/29