6.13 2 次式の根号を含む関数の積分 〜 その1
定理 6.67 (根号を含む場合の計算) 関数 に を 含む場合を考える. このときまず
とおく.両辺を二乗すれば
を得る.これより
となる. このとき不定積分は
により求まる.
例 6.68 (根号を含む場合の計算例) 不定積分
を考える. 変数変換
とおく.両辺を二乗すれば
を得る.これより
となる. よって不定積分は
と求まる.またこの結果は
とも表される.
例 6.69 (根号を含む場合の計算例) 不定積分
を考える. 変数変換
とおく.両辺を二乗すれば
を得る.これより
となる. よって不定積分は
と求まる.またこの結果は
とも表される.
例 6.70 (根号を含む場合の計算例)
ここで,
を用いた.
例 6.71 (根号を含む場合の計算例)
ここで,最後の式変形では として, 定数 を任意定数に繰り込んだ.
平成21年6月1日