O 講義


線形代数学I(2) (Linear Algebra I)
2単位 春期学期 京田辺 月曜日 3講 TC3-214
近藤弘一 (KONDO, Koichi) (コンドウ コウイチ)

講義ノート

ノート (HTML, PDF, PDF2, GZipped Postscript)

概要

線形代数は数理科学においてもっとも重要で有用な道具の一つである.春期の講 義では連立1次方程式の解法について重点的に学習する.図形のベクトルによる 表現および行列,ベクトル,行列式の演算に習熟し,線形代数学の基本的概念を 習得することを目標とする.

授業計画

No. 日付 講義内容
第1回 2007/04/09 ベクトル,点と位置ベクトル,内分点と直線
第2回 2007/04/16 直線の方程式, R2の直線, R3の直線, 内積,ノルム
第3回 2007/04/23 外積,スカラー3重積, 射影,点と直線の距離
第4回 2007/05/07 平面の方程式,直線と平面の交点,点と平面の距離
第5回 2007/05/14 行列とベクトル,行列のいろいろ(#1), 行列の演算とその緒性質
第6回 2007/05/21 行列のいろいろ(#2), 行列の分割,連立1次方程式の基本変形,掃き出し法
第7回 2007/05/28 行列の簡約化と階数,連立1次方程式の解法
第8回 2007/06/04 同次形, 行列の基本変形の行列表示
第9回 2007/06/11 中間試験
第10回 2007/06/18 逆行列,行列の正則性
第11回 2007/06/25 行列式,行列式の性質
第12回 2007/07/02 余因子行列
第13回 2007/07/09 クラメルの公式

成績評価

自主提出レポート加点 計算を繰り返し行ない,基本的な計算手法を体得する. いかに多くの計算を行なったか評価する.
中間試験 (PDF) 50点 図形のベクトルによる表現,行列,連立1次方程式の解法に関する習熟度合いを評価する.
学期末試験 (PDF) 50点 行列式の計算法,クラメルの公式,連立1次方程式の可解性に関する習熟度合いを評価する.
平常の学習結果をレポートとして提出すれば評価の対象とする.試験の結果と合わせた点を評価点とする.

レポート提出方法

  • 対象:提出は自由.
  • 期限:期限は期末試験の前日まで.
  • 提出先:提出は講義中に提出するか, 近藤の部屋(YE-211)もしくは 理化学館2階の郵便入れに提出のこと. 確実に近藤の手元まで届くようにすること. 工学部事務室には提出しない
  • 書式: できるだけ レポート用紙は同志社指定のレポート用紙を用いること. (紙のサイズをあわせて紛失を防ぐため.) レポート用紙はホチキスで左肩に一つ縦に綴じること. 講義名,氏名,学籍番号,提出日を書くこと. 問題の内容は必ず書くこと.
  • 内容: 講義の内容に関連するものであれば問題は自由. 特に講義で述べた問題を中心に行なう. 演習等で行なった問題の復習も可.
  • 評価: 努力の量を評価する. 友だちのレポート等を写した場合は両者ともに減点. よく分からない問題は無理に提出するのではなく, どこが分からないをまとめてレポートに書くこと. 問題の解答率の良し悪しはいっさい評価の対象にしない.

参考テキスト

特に教科書は指定しないが最低一冊は自習用に用意すること. 次の教科書を推薦する.
三宅敏恒 著 『入門線形代数』 (培風館,1991年)
筧三郎 著 『工科系 線形代数』 (数理工学社,2002年)

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Kondo, Koichi
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Last modified: 2007/04/09