2.18 角度

定義 2.43 (円周率)   半径 $ 1$ の円の長さを $ 2\pi$ と定義する. このとき $ \pi$円周率と呼び, その値は

$\displaystyle \pi$ $\displaystyle =3.14159265358979323846264338327950288\cdots$ (55)

である.

定義 2.44 (弧度法による角度)   2つの直線が交わるとき, この交点と中心が等しい半径 $ 1$ の円を描く. このとき2つの直線が切り取る円弧の長さを 2直線が成す角度(angle)と定義する. この角度の単位をラジアン(radian)といい, $ \mathrm{rad}$ と表記する.

注意 2.45 (度とラジアン)   度(degree)とラジアンの関係は

$\displaystyle 1 \,\mathrm{rad} = \frac{180^{\circ}}{\pi}\,,\quad 1^{\circ} = \frac{\pi}{180} \,\mathrm{rad}$ (56)

である.



Kondo Koichi
平成17年8月31日