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17 広義積分
有限区間で連続な関数に対し定義される量が定積分である. 不連続点を含む区間や無限区間における積分へ拡張する. この拡張された積分を広義積分(improper integral)という.
定義 6.60 (不連続点を含む区間での広義積分) 関数 が で不連続で, で連続なとき,
(1063)
で不連続で, で連続なとき,
(1064)
で不連続で, で連続なとき,
(1065)
以上の極限が存在するとき広義積分は収束するという.
例 6.61 (不連続点を含む広義積分の具体例)
(1066) (1067) (1068)
定理 6.62 (広義積分の収束次数) 実数 に対して次の広義積分が成り立つ:
(1069)
問 6.63 (広義積分の収束次数) これを示せ.
定義 6.64 (無限区間での広義積分) 関数 が無限区間 で連続なとき,
(1070)
無限区間 で連続なとき,
(1071)
無限区間 で連続なとき,
(1072)
以上の極限が存在するとき広義積分は収束するという.
例 6.65 (無限区間での広義積分の具体例)
(1073) (1074)
例 6.66 (無限区間での広義積分の具体例) に対して
(1075)
例 6.67 (無限区間での広義積分の具体例)
(1076) (1077) (1078)
定理 6.68 (広義積分の収束次数) 実数 に対して次の広義積分が成り立つ:
(1079)
問 6.69 (広義積分の収束次数) これを示せ.
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Created at 2004/08/14